ブックビューア(3)
ページ情報編集

このブックビューアの特徴の1つ、ページ情報編集についてです。
本を登録して読むだけなら全く編集する必要はありませんが、資料的に読む本なら設定しておくとページアクセスが便利になると思います。
ページプリフィックス
本によってはページ番号の割り振りがグループで分けられている場合があります。
例えば目次辺りまでⅠ、Ⅱ、Ⅲとローマ数字で割り振られ、本編から改めて1、2、3、と割り振られるような場合です。
このブックビューアでは文字の種類を変更してグループ分けすることはできないので、数字の前に分類用の文字列を付加することにしました。
設定すると、プリフィックスで指定した文字列の後に-が入ってページ数が表示されます。
他の項目と共通の操作ですが、未設定に戻したい場合は空文字(何も入力しない)を設定します。



(ページプリフィックス未設定と設定の例)
ページ番号
本に書かれているページ番号と一致させるための項目です。
適用範囲開始ページにセットする番号になり、範囲内をインクリメントしながら設定されます。
ページ番号だけは空文字不可で、設定する場合には必ず半角数字を入力する必要があります。
ページの割り振りは自由なので、同じページを複数設定してもエラーにはなりません。
部番号、章番号
適用範囲全てのページに同じ設定がされます。
部番号を3と設定すれば「第」と「部」が付き「第3部」と表示され、章番号を3と設定すれば「章」が付き「3章」と表示されます。



(表示の組み合わせサンプル)
部題名、章題名
部や章に付くタイトルですが、番号の設定に関わらず設定できます。これを利用すると部や章のフォーマットに無い物、例えば「付録.5」のような表記も部、章の番号を未設定にすることで可能です。




(表示の組み合わせサンプル)
見出しについて
1ページ内で細かく見出しが変化する場合には対応していません。他に「節」「項」「目」とあるようですが、変化の頻度が高くなるので章までとしました。
ウィンドウ下部や栞・目次ウィンドウに表示する都合上、情報量が多いと表示しきれないこともあり、ざっくりとした機能です。
編集の操作方法

File Indexは画像ファイルの番号を表します。表紙が0でページが進むとFile Indexも増えていきます。
ページの範囲を指定するのにページ数は使えないため、このFile Indexを使って範囲を指定します。
ここに表示されているFile Indexは今表示しているページのFile Indexとなり、この場合左ページが3、右ページが4です。

このテキストボックスに範囲指定のFile Indexを入力します。
左が開始位置、右が終了位置です。
左に何も入力しない場合開始位置は0、右に何も入力しない場合終了位置は本の最終ページとなります。

チェックボックスにチェックを入れた項目だけが適用されます。
この例の場合、File Indexが1から最終ページまでの範囲で、ページ番号が2から開始という編集が適用されることになります。
マウスを使って項目欄を設定していきますが、キーボードで効率良く設定することも可能です。
キーボードでの操作
ページ情報の編集ウィンドウがアクティブの時、カーソルキーの入力はテキストボックスのキャレット移動等に使われます。
表示ページを移動したい場合、通常なら一旦メインウィンドウをクリックしアクティブにしてページ移動し、そして編集ウィンドウをクリックして再びアクティブに戻して編集続行という手間が生じます。
ALT+カーソル左右は閲覧時にはキャッシュ画像のポップアップですが、ページ情報の編集ウィンドウでは表示ページの移動に割り当てています(カーソルのみはキャレット移動なので)。
エンターキーを押すとチェックのある項目の変更が適用され、リアクションとして効果音が鳴り、最初にチェックのある項目にキャレットが移動します。
操作例
ページの設定
何から設定しても自由ですが、ここはページから設定してみます。実際の作業量は大したことありません。
※音が出ます
章の設定
ページの設定が終わったので章とその他の見出しを設定します。基本的には本の目次に書かれているものを入力します。
部も同時に設定できますが、ややこしくなるので片方に絞って設定したほうが良いでしょう。ここが一番作業量が多い部分で、この例の場合作業終了まで10分チョイ掛かりました。
部の設定
こちらは章よりも設定数が少ないので、5分掛からずに作業は終了しました。
設定データの取得
設定したページ情報を取得したい場合があります。
適用範囲開始に取得したいページを入力し、情報を読み込むボタンをクリックすると読み込んだ情報がテキストボックスにセットされます。
ブックビューア(4) 栞機能へ続きます。