アップスケーラ HD-VC9900(3) 設定
VC9900の設定ではなくgbs-controlの設定です。
gbs-controlの設定はブラウザから色々できるのですが、これがちょっと分かり難い。
解説サイトも見つけられなかったし、少しだけメモ代わりに残しておきます。
プリセットの画面です。

ここでResolutionの色々な解像度をクリックすると反応するので、そのまま他を試そうと別のタブに切り替えてクリックしても殆ど反応しません。
のっけからドハマリしたのですが、まず最初にここでプリセットを選択しないと何もできない仕様でした。

選択すると青枠が付くので、その状態なら

このようにボタンが有効化され、設定できるようになります。
自分で設定したプリセット内容は、save presetで名前を付けて保存できますが、違う名前にするとプリセットが一つ増えます。
2つでも3つでも増えますが、不要なプリセットの削除方法が分かりません。
Arduino IDEでツールからErase Flashを"All Flash Contents"にしてプログラム転送時に設定データまるごと消去なら初期状態に戻せますが…。
Auto Gain

かなり便利な機能です。自動で明るさ調整してくれます。
gain+、gain-はベタ押しで連続変更されますが、非常に滑らかに変化するので見た目で分かり難いです。
そんなときはデベロッパーモードをオンにして、メッセージエリアに表示される数値が頼りになります。
peaking、step response

有効が推奨だそうです。少しドットがシャープになります。
Developer Mode

有効にするとメッセージエリアが表示され、Developerタブが増えます。
PCではどのように動作しているのかが分かりやすいので良いのですが、スマホ表示だといちいちスクロールしないと駄目なのであまり便利ではありません。
表示テキストはゴミ箱マークで消去できます。
ADC Filter

無効にすると画面のノイズが増え、有効にすると画面のノイズが軽減されました。デフォルトでオンです。
Debug View

有効にすると画面が明るくなります。ノイズを見付けやすくするためでしょうか。Auto Gainを有効にしているのにやけに画面が白飛びして悩んでいたら、これが原因でした。
IF Auto Offset

詳細はよく分かりませんが、ホワイトバランスが調整されるように見えます。
SOG Level--

これも良く分かりませんが同期入力部のコンデンサ補正用か何かでしょうか。SOGとはSync on Greenのことだと思います。
通信が切れる
ESP8266のアンテナが弱いのか、他のチップが発するノイズが大きいのか、よく通信が途絶えます(酷いときにはアドレスが見つからない)。
RGBなら問題ないのにコンポーネント入力時に設定を変えるたびに通信が切れる、という現象もありました。
緑のコネクタを抜くと即座に通信が復活する、というような変な挙動でしたがそれもこれも通信が弱いのが原因で、場所を変えたりすると何事もなく動作したりします。
※しばらく使っていたところ、解像度を1920x1080にした途端通信が切れる現象に気付きました。
通信が切れるだけで、画面は反映されています。
一旦ゲーム機などの電源を切って、gbs-controlの電源を入れ直してからブラウザをリロードなどすると通信が回復するのですが、解像度を変更せずにそのままゲーム機の電源を入れるとまた通信が切れます。
しかしコンポーネント入力や、RGBでも基板からの入力だと問題なく動作し、MSXなどはルーターのそばでも全然駄目という状態で、これはどういうことなのかさっぱりです…。