特殊定義
all_tempo
通常テンポ設定はtコマンドを使用しますが、全チャンネルにいちいちt120等と書くのは面倒で修正も大変です。
この定義を使えば全チャンネルのテンポを一括指定できます。
テンポ数は30から225。
この定義は1行で記述し、シーケンスデータが始まるまでに記述する必要があります。一度のみ使用可能です。tempotype定義の前に記述することはできません。
tempotype
音長算出方法を指定します。
音長算出指定文字列には"table"と"calculation"があり、デフォルトでは"table"が選択されています。
精度が良いのは"calculation"なので、通常はそちらを指定して下さい。"table"は過去の互換性のためだけに残されています。
この定義は1行で記述し、シーケンスデータが始まる前に記述し、all_tempoの前に記述する必要があります。
1度しか使用できません。
@include
別ファイルをインクルードします。
インクルードするファイルは定義しか記述できません。また、インクルードファイルで@includeコマンドは使用できません。ファイルの検索場所はソースファイルと同じ場所です。余り使用する機会は無いかもしれません。
@title
曲情報のうち、タイトル名を設定します。全角半角問わず32字以内です。タブ、改行は使用できません。プレイヤーモードで演奏したときに表示されます。第2水準までの漢字が使用可能です。
@author
曲情報のうち、制作者名を設定します。全角半角問わず15字以内です。タブ、改行は使用できません。プレイヤーモードで演奏したときに表示されます。第2水準までの漢字が使用可能です。
@original
曲情報のうち、原曲名を設定します。全角半角問わず15字以内です。タブ、改行は使用できません(ゲームの曲ならメーカー名などの方が良いかもしれません)。
プレイヤーモードで演奏したときに表示されます。第2水準までの漢字が使用可能です。
@comment
曲情報のうち、コメントを設定します。全角半角問わず96字以内です。タブ、改行は使用できません。プレイヤーモードで演奏したときに32x3行で表示されます。第2水準までの漢字が使用可能です。
@pcmdir
PCMファイルを検索するディレクトリを追加します。
コンパイラで設定されているPCMフォルダの中にある必要があり、このコマンドで追加したフォルダを先に検索します。複数のソースファイルを扱う時に混ざらないように、PCMデータを扱う際にはこのコマンドを使用することを推奨します。
@infose
@seの定義内容を表示します。
@infoと同じくデバッグ用コマンドですが、@infoとは違いこちらは定義エリアに記述します。
コンパイラがこのコマンドを実行した時点で、対象となる@seは登録されている必要があります。