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定義 - 音色

@s

使用場所
定義
書式
@s定義名=[2桁32バイト分の16進数]
@s"squ"=[
7f7f7f7f7f7f7f7f
7f7f7f7f7f7f7f7f
8080808080808080
8080808080808080]
解説

SCCの音色定義です。データは2桁の16進数が32バイト分あれば、好きなところで区切ることができます。

SCC音色にはプリセット名があり、その定義名は使えません。

@add

使用場所
定義
書式
@add=[SCC音色定義名, SCC音色定義名1, 定義名1の音量, SCC音色定義名2, 定義名2の音量, 作成音量]
@add=["neiro", "sin", 100,"saw1", 50, 100]
解説

SCC音色を加算します。音量の単位はパーセントで0〜100。100はノーマライズと同等です。

例では最大振幅の"sin"音色とその半分の振幅の"saw1"音色を加算し、作成した音色をノーマライズし"neiro"という波形に定義しています。

@morphing

使用場所
定義
書式
@morphing=[定義開始番号, モーフィング元SCC音色定義名, モーフィング先SCC音色定義名, 生成数]
@morphing=[100, "saw1", "saw2", 5]
(生成音色名:100,101,102,103,104)
解説

SCC音色をモーフィング元波形からモーフィング先波形へ生成数分作成します。

定義開始番号は生成する音色名となり、プラス1ずつされて定義されます。生成数は2以上で、モーフィング開始波形はモーフィング元波形に、モーフィング終了波形は、モーフィング先波形になります(つまり2だと中間波形は生成されない)。

@genintse

使用場所
定義
書式
@genintse=[元@se定義名 マスターチャンネル用@se定義名 スレーブチャンネル用@se定義名]
@genintse=["bass" "bass-m" "bass-s"]
解説

SCCインターリーブ波形切り換え用に@se定義から2つの@se定義を作成します。

例では、"bass"を元にマスターチャンネル用の"bass-m"とスレーブチャンネル用の"bass-s"を作成しています。

@f

使用場所
定義
書式
@f定義名=[
TL FB
AR DR SL RR
(M)
AR DR SL RR (C)
AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL DM (M)
AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL DC (C)]
@f"bass"=[
17 06
15 06 04 02
15 00 00 00
00 00 01 00 00 00 00
00 00 01 01 01 00 00
]
解説

OPLL音色定義です。書式の(M)はモジュレータの値、(C)はキャリアの値を意味し、MMLに記述する必要はありません。

  • TL=トータルレベル(0〜63)
  • FB=フィードバック(0〜7)
  • AR=アタックレイト(0〜15)
  • DR=ディケイレイト(0〜15)
  • SL=サスティンレベル(0〜15)
  • RR=リリースレイト(0〜15)
  • AM=振幅変調(トレモロ)(0〜1)
  • VIB=ビブラート(0〜1)
  • EGT=エンベロープタイプ(0〜1)
  • KSR=キースケールレイト(0〜1)
  • MULTIPLE=マルチプルレベル(0〜15)
  • KSL=キースケールレベル(0〜3)
  • DM=ディストーション・モジュレータ(0〜1)
  • DC=ディストーション・キャリア(0〜1)

OPLL音色にはプリセット名があり、その名前を定義することはできません。

@y

使用場所
定義
書式
(v2.2.0まで)
@y定義名=[
TL FB C
AR DR SL RR
(M)
AR DR SL RR (C)
AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL (M)
AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL (C)]
書式
(v2.3.0以降)
@y定義名=[
FB C
AR DR SL RR
(M)
AR DR SL RR (C)
TL AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL (M)
TL AM VIB EGT KSR MULTIPLE KSL (C)]
@y"piano"=[
32 04 00
15 01 00 03
15 03 08 02
00 00 01 00 06 00
00 00 00 00 02 00
]
v2.3.0以降
@y"piano"=[
04 00
15 01 00 03
15 03 08 02
32 00 00 01 00 06 00
00 00 00 00 00 02 00
]
解説

Y8950音色定義です。書式の(M)はモジュレータの値、(C)はキャリアの値を意味し、MMLに記述する必要はありません。

  • TL=トータルレベル(0〜63)
  • FB=フィードバック(0〜7)
  • C=コネクション(0〜1)0=直列 1=並列
  • AR=アタックレイト(0〜15)
  • DR=ディケイレイト(0〜15)
  • SL=サスティンレベル(0〜15)
  • RR=リリースレイト(0〜15)
  • AM=振幅変調(トレモロ)(0〜1)
  • VIB=ビブラート(0〜1)
  • EGT=エンベロープタイプ(0〜1)
  • KSR=キースケールレイト(0〜1)
  • MULTIPLE=マルチプルレベル(0〜15)
  • KSL=キースケールレベル(0〜3)

Y8950音色にはプリセット名があり、その名前を定義することはできません。


v2.3.0以降

TLの設定が変更になりました。

v2.2.0までの書式と出せる音自体に違いはありませんが、v2.3.0以降は音色データの設定値を基準にv値やエンベロープ値が加算される形になります。

@se

使用場所
定義
書式
@se定義名=[SCC音色定義名, クロック値 … ]
@se"env1"=[
"sin",1 "trp",1 100,3 200,4
:
300,1 "sc1",1]
解説

SCC波形切り換えの定義です。SCC音色定義名はプリセット名も使用可能です。

:はループ指定。

@fe

使用場所
定義
書式
@fe定義名=[OPLL音色定義名,クロック値 … ]
@fe"env1"=["@6",3 "@5",1]
解説

OPLL音色切り換え)の定義です。OPLL音色定義名はプリセット名も使用可能です。

:はループ指定。

@ye

使用場所
定義
書式
@ye定義名=[Y8950音色定義名,クロック値 … ]
@ye"env1"=["voice1",3 "voice2",1]
解説

Y8950音色切り換えの定義です。Y8950音色定義名はプリセット名も使用可能です。

:はループ指定。