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定義-ボリュームエンベロープ

@v

使用場所
定義
書式
@v定義名=[音量値,クロック値 … ]
@v"env1"=[@15,1 : -1,3]
解説

PSG、SCC、OPLL(M)用のボリュームエンベロープ定義です。

音量値とクロック値のセットでデータが構成され、音量値の前に@が付くと絶対指定、付かないと相対指定。ループ位置を:で指定。音量値は絶対指定の場合0〜15、相対指定の場合-15〜15、クロック値は1〜255となります。

例だと1クロック最大音量で発声し、次は3クロックごとに音量が-1されていくエンベロープとなります。

@fv

使用場所
定義
書式
@fv定義名=[音量値,クロック値,キーオンフラグ … ]
@fv"env1"=[@15,1,1 : -1,1,1 ]
解説

OPLL用ボリュームエンベロープ定義です。

@vと違い、キーオンをコントロールできます。他のパラメータは@vと同じで、キーオンフラグは0〜2。:はループ指定。

0=キーオフする,1=キーオンしたまま,2=キーオンし直す

となっています。

音を発音するときにはエンベロープに関係なく、"キーオンし直す"動作を行っています。

@vc

使用場所
定義
書式
@vc定義名=[音量値,クロック値 … ]
@vc"env1"=[@63,1 : -1,3]
解説

Y8950用キャリアボリュームエンベロープ定義です。基本は@vと同じです。音量値の範囲変更の為に設けられました。

音量値とクロック値のセットでデータが構成され、音量値の前に@が付くと絶対指定、付かないと相対指定。ループ位置を:で指定可能。

音量値は絶対指定の場合0〜63、相対指定の場合-63〜63、クロック値は1〜255。

例だと1クロック最大音量で発声し、次は3クロックごとに音量が-1されていくエンベロープとなります。

@yv

使用場所
定義
書式
@yv定義名=[音量値,クロック値,キーオンフラグ … ]
@yv"env1"=[@63,1,1 : -1,1,1]
解説

Y8950用キャリアボリュームエンベロープ定義です。キーオンをコントロールできる@fvのY8950版となります。

キーオンフラグは、0=キーオフする,1=キーオンしたまま,2=キーオンし直す

@va

使用場所
定義
書式
@va定義名=[音量値,クロック値 … ]
@va"env1"=[@255,1 : -1,3]
解説

ADPCM用ボリュームエンベロープ定義です。基本的に@vと同じです。

音量値とクロック値のセットでデータが構成され、音量値の前に@が付くと絶対指定、付かないと相対指定。ループ位置を:で指定可能。音量値は絶対指定の場合0〜255、相対指定の場合-255〜255、クロック値は1〜255。

例だと1クロック最大音量で発声し、次は3クロックごとに音量が-1されていくエンベロープとなります。

ADPCMのボリュームについては注意点がありますので、シーケンスコマンドの@vadjonも御覧下さい。